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2010年9月15日水曜日

自己愛性人格障害を疑うとき

自分への言動に対し「無礼者め!」と声に出して言う人.

とくに,部下からの質問に答えられないときに上司がそう返すのは,かなり見苦しい.
傍にいて,哀れさよりもこっけいさが先立つ.

「お客様に無礼だ!」と叱ることはあっても,「(オレに対して)無礼だ!」という言葉は,江戸時代の殿中ならいざ知らず,意外と実社会で耳にすることはない.
それだけ,そのような言葉を吐く人はじゅうぶんに正常集団から外れた存在だと考えてよい.

経験上,それが喫煙者(禁煙後1年未満を含む)だと確度はさらに高まる.

【参考】
DSM‐Ⅳによる自己愛性人格障害(Narcissistic Personality Disorder)の診断基準
誇大性(空想または行動における)賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち、5つ(またはそれ以上)で示される。
  1. 自己の重要性に関する誇大な感覚。自分の業績や才能を誇張する。

  2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

  3. 自分が特別であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人(権威的な機関)にしか理解されない、または関係があるべきだと信じている。

  4. 過剰な賞賛を求める。

  5. 特権意識、つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。

  6. 対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。

  7. 共感の欠如。他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。

  8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。

  9. 尊大で傲慢な行動、または態度。


【関連エントリ】
半分話: 苦手な人へのあいさつ
半分話: 自分にとっての教師