クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号が大きな犠牲とともに全世界に遺してくれたものは、「新型コロナウイルス感染に関しての限りなく正しい統計データ」
あれほどコントロールされた条件下で、数千人規模の集団に対して（おそらく）一人の感染者からどうやって感染症が広まっていくのか、どの程度発症し、どの程度重篤化し、どの程度命を落とし、はたまたどの程度無症状のまま感染者となるのか、そのようなデータなど、新型コロナウイルスに限らずともそうそう得られるものではない
この貴重な数字を使えば、さまざまな予測が可能となる
例えば、全乗客・乗員3711名中、およそ2割の697名が感染確認された
集団生活を営む施設で、発症者が出てから生活に制限をかければ、この程度の感染割合で済むだろう、ということ
「生活の場」でも感染率を2割に抑えられる、というのは画期的な情報
野放しにしてしまえば、（ドイツが言うような）感染率は7割に登るかもしれない
逆に、「医療の場」である病院なら、もっと下げないと恥ずかしい
ようやくこのクルーズ船の結果を、医学的にポジティブに評価する報道が出てきてくれた
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Cruise ship data helps reveal coronavirus death rate: researchers | Fox News
https://www.foxnews.com/us/cruise-ship-data-helps-reveal-coronavirus-death-rate-researchers
