個人的には,回答率が8割を下回るようなアンケートの結果はみないことにしている.
みるだけ時間のムダ.
対象者のうち「回答しなかった人々」というのは,大きな「偏り」を持った集団であるのがふつう.
自分自身にアンケートを迫られたとき,答えるか答えないか,を考えればわかる.
- アンケート実施団体が嫌いだ
- 疲れているので,回答するヒマがあれば寝たい
- その時間,その場所は仕事中!俺はニートじゃない!
- 一番近いポストが5km先
- 封筒を開けるのさえつらい … 等々
とりあえずは「回答しなかった人たち」全員をどれか一つの区分に入れても結果が大きく変わらないようなアンケートなら信用できる.
例えば,
- 対象者1000人
- 回答者900人,未回答者100人
- 「賛成」800人,「反対」100人
- 未回答者100人が全員「賛成」と考えると
- 「賛成」900人,「反対」100人
- 未回答者100人が全員「反対」と考えると
- 「賛成」800人,「反対」200人
実際,そんなのにはなかなかお目にかかれない.
立派なマスコミ様が小数点以下までつけて「緊急世論調査結果」なるものを出してきたりするが,ほとんどが笑止の至り.
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