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2010年6月21日月曜日

子どもにとっての周りの大人

子どもにとっては「周りの大人=社会」.

「周りの大人」は「社会」の部分集合(周りの大人⊂社会)とは思ってくれない.
周りの全ての大人が「憎むべきもの」であれば「社会=全て憎むべきもの」となる.
周りの全ての大人が「自分をおびやかすもの」であれば「社会=全て自分をおびやかすもの」となる.
周りの全ての大人が「自分をだますもの」であれば「社会=全て自分をだますもの」となる.

「憎むべき大人」や「自分をおびやかす大人」や「自分をだます大人」に混じって,誰か「信頼できる大人」がいるのなら,それでいい.
比率はどうあれ,それが現実の社会なのだから.

問題は「信頼できる大人」が周りに1人でもいるかどうか.
反例は一つあればよい.
そうすれば「社会=信頼できるもの」とまでいかなくても「社会≠全て憎むべきもの」になる.
そうすれば「社会≠全て自分をおびやかすもの」になる.
そうすれば「社会≠全て自分をだますもの」になる.

1人ではぜんぜん足りない,と言えばその通り.
でもその「信頼できる大人」1人すらいない子どもたちのなんと多いことか.
世界のどこかの国に,でなく,日本のどこかの街に,でなく.
子どもだけでなく.

死ぬまでに何人の子どもにとって「反例」になれるか.

【関連エントリ】
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