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2010年6月30日水曜日

税金 +α

ボランティアの一種.

お金を持っている人は持っているなりに,持っていない人は持っていないなりに,みんなのために差し出すお金が税金.
現代社会だと「自発的な」という意味での「ボランティア」じゃないけれど.

もっと税金を払うこと,払えることを誇りに思おう.
「節税」などという言葉を口にする人は,「私は自分さえよければ周りはどうだっていい人間/会社です!」と宣言しているに等しい.



問題はただ単に「何に使われているのか怪しくてしょうがない」から,ほぼ全ての人が納得できないでいるだけのこと.
払った以上にトクをしているのが実感できれば,税金がここまで目の敵にされることはないはず.

それをわかりやすく説明する努力を怠ってきた.
役人も政治家も.

そのことを言うと,たいてい言い終わる0.2秒前には「そんなことはない.政策をわかりやすく説明するパンフレットぐらい山ほど作っている.テレビ・ラジオ・新聞・インターネットでも情報をたくさん発信している」とか700ぐらい反論が返ってくる,
しかし,それほど人々が理解しているのなら,みんなもっとずっと喜んで税金を払っているはずだ.
ぜんぜん努力が足りない.

情報発信は,受信され,さらに正しく理解されて初めて意味を成す.
自分がいくらわかっていても,相手に伝わらなければ発信してないのと同じ..
セクハラと似ている.
受け手側がどうとらえるかが問題.

為政者側が「あれをやった,これもやった」を「実績」と称するのは恥ずかしい.
それは「出力(output)」に過ぎない.
求められているのは「どう変わったか」.
つまり「結果(outcome)」.

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