補集合の存在を必ず考える.
補集合とは,「○○である」人・モノに対して,「○○でない」人・モノのこと.
例えば,人全体について考えた場合,
「日本人である」人の補集合→「日本人でない」人.
「お金持ちである」人の補集合→「お金持ちでない」人.
「お風呂に右足から入る」人の補集合→「お風呂に右足から入らない」人.
このことは,集団を相手に働きかけるとき,とても大事.
「このチラシが読めない人はいないか?」
「回答してこなかった人は,なぜ回答しなかったんだろう?」
「不満足げなあの人は,何が気に入らないのだろう?」
「補集合を考える」とは,そのまま「少数派対策」であることが多い.
特定の少数派について,「介入しない」と決めることはあってよい.
ただし,「そんな人たちのことなど,考えてもみなかった」というのはできるだけ避けたい.
【関連エントリ】
半分話: 補集合2
半分話: 書き込み読解術:オーバーライン
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