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2010年4月17日土曜日

地球温暖化騒ぎの中で地球寒冷化+大飢饉発生?

この4/14に起こったアイスランドのエイヤフィヤトラヨークトルの噴火が気になる.

相当量の火山からの噴出物(まとめてテフラという)があるようだ.
直近の問題としてヨーロッパ全域での空路への影響が取りざたされているが,それよりも月または年単位での地球全体に対する気候への影響の方がずっと気になる.

近くのカトラ火山噴火の可能性云々を考えるまでもなく,これから何年も冷夏+厳冬が続くかもしれない.
おそらく直接の影響は北半球にとどまるのだろうが,地球全体のエコシステムとしてみれば南半球も全く無縁ではあるまい.

地球全体の生命体への悪影響という観点からは,地球温暖化よりも寒冷化の影響の方がはるかに大きい.
温暖化したら,今までよりも活発に生命活動を行う生物の方がずっと多い.
とくに植物.
そして動物は直接・間接に植物を食べて生命を維持する.
人間も動物.
どれも繁栄・繁茂する.

逆に寒冷化したら,ほとんどすべての生物は今までよりも生命活動が低調になる.
とくに植物.
そして動物は直接・間接に植物を食べて生命を維持する.
人間も動物.

1782年〜1788年に起こった天明の大飢饉は,浅間山の噴火とともに,同じくアイスランドのラキ火山の噴火も大きな原因の一つと言われる.
局地のできごとと思っていたことが,意外に地球規模でつながるものだ.
ましてや食料を全世界で融通しあっている現代では「どこかよその国が飢えるだけ」という対岸の火事状態はありえない.

考えられる限りの状況を想定して,心構えだけでも備えるべき.
一分一秒を争う事態ではないのだから,落ち着いて考え,行動すればよい.

【関連エントリ】
半分話: 20世紀と21世紀
半分話: 一人ブレインストーミング
半分話: 経済指標