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2010年3月16日火曜日

公文式-算数・数学

中高生こそ公文式をすべき.

公文式を小学生のうちにやめてしまうのは,ほんとうにもったいない.
真価はこれから発揮されるというのに.

ただし,国語と英語については,自分はやっていなかったのでコメントを控える.
算数・数学についてのみ.

ほとんどの高校生にとって,文系か理系かは「どちらが得意か」ではなく,「数学ができるかできないか」で決める.

数学以外の教科は,その気にさえなれば月単位でゼロから挽回することが可能.
でも数学でそれをするのは極めて難しい.
積み重ねだから.

連立方程式でつまづいているなら,連立方程式以前にまで戻って全部やりなおさないとだめ.
分数計算でつまづいているなら,分数以前にまで戻って全部やりなおさないとだめ.
九九でつまづいているなら,九九以前にまで戻って全部やりなおさないとだめ.
それが高校生なら,とても自分ひとりではできそうにない.

中学生まで数学でそこそこいい成績を取れていても,高校生になったとたんに授業が進む速度についていけなくなって,数学が苦手教科になる子どもはとても多い.
そんなにできる子なら,中学の間に高校の範囲まで勉強してればよかったのに,と思うが,そんなやり方で教えてくれるのは一部の中高一貫進学校ぐらい.
ふつうの学校や塾ではありえない.
公文式ではそれがあたりまえにできる.
少し先に進んでおけば,高校の数学ぐらいはなんでもない.
ブログ主はやらなかったが,大学課程の教材だってある.
公文式をやめるなら,せめて高校教材ぐらいは全て終えてからで遅くない.

もともと得意でない子なら,なおさら公文式が向いている.
何歳だろうと,公文式では「ちょうどいいところ」からつきあってくれる.
中学生が分数の足し算をやっていたっていいのだ.
高校生が九九をやっていたっていいのだ.
地道に一年も続けていれば,本人すら考えもしなかったところまでたどり着いているはず.
やらなければ,一生わからないまま.

小学校から高校までの算数・数学は極めて「帰納的」な側面を持っている.
つまり,数多く演習をこなして初めて数式の持つ意味を体得できる,ということ.
学校では,基本的な演習をたいしてこなさないまま,すぐに複雑な問題に移ってしまう.
あれはよくない.
「公文式は計算だけ」と言う人も多いが,それは違う.
いわゆる「文章題」だってやるし,大学入試問題だってたくさんある.
でも,計算力,とくに基礎的計算力に非常に重点を置いているのは確か.
ただ,計算力をつけるのが目的でなく,計算力のさらに先へ進むことが目的.
計算力はあくまでも手段.

繰り返す.
中高生こそ公文式をすべき.

きっと,その後の人生が変わる.

【関連エントリ】
半分話: 『子供の科学』
半分話: 始め方