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2010年3月22日月曜日

地獄と天国

永遠の苦しみ,というのは容易に理解できる.
永遠の幸せ,というのは未だに納得できない.

地獄絵図の精緻な具象性に比べ,極楽浄土の想像図の方が圧倒的に間が抜けているのは,古今東西を問わない.
どうやらブログ主だけ発想が貧困なわけではないらしい.

「あの世に行ったら,死んだおばあちゃんに会うんだ」と意気込んでみても,果たして当のおばあちゃんは老人の姿のままでいるのだろうか?
老人の姿のままだったとしたら,それを幸せに感じられない人は多いだろうし,だいいち,あの世は老人だらけになってしまう.
では,本人のいちばん輝いていたころに戻れるとしたら,それはもう自分にとっての「おばあちゃん」じゃないだろう.

ほかにも衣食住についてなど疑問はいくらでもある.
「あの世」を設定している限り,この問題を破綻なく説明できる宗教はないのではなかろうか?

ということで成人してからのブログ主は無宗教である.

ただし,いわゆる「科学」が万能だとも思っていない.
いかに科学が進歩して,次から次へと謎が解き明かされようが,どうせ次から次へと新しい謎が出てくるばかりに違いない.
この世はフラクタル構造をとっているのだ.
永遠に続くマトリョーシカと言ってもよい.

【関連エントリ】
半分話: 宗教の普遍性
半分話: 笑顔
半分話: 健康
半分話: 経済動物が病気になったら